五十肩は肩関節の周りの組織(骨や軟骨、靱帯、腱、筋肉)が何らかの原因で炎症を起こしている状態です。
服の脱ぎ着や髪を洗う動作など痛みを感じますが、最初は軽い痛みや違和感程度のものが徐々に痛みが強くなり夜に寝ていても痛みで目が覚めるくらいにまで悪化することもあります。
肩に痛みがあり、動かすと辛かったり、首肩から腕にかけて痛みを感じるといった五十肩の症状は肩こりの症状とも似ており見分けがつきにくいこともあります。
- 首を動かすと痛み(違和感)を感じる、じっとしていても怠く感じる→肩こりの可能性あり
- 腕を動かすと痛みが強くなる、肩を動かすと痛みを感じる。→五十肩
肩こりの場合は肩甲骨の動きが固くなっていることが多いので肩甲骨を動かすトレーニングはした方がいいです。
五十肩を放っておくと肩関節周辺の筋肉や腱板(肩の動きを支えるインナーマッスルの腱) が更に傷つき手術を行うことも多いです。
やってはダメな事
上記の簡単な検査にて五十肩の場合は
五十肩の原因は様々なものがありますが、数ある一つに運動不足による筋肉の柔軟性の低下があります。
インターネットで調べると一人でできるストレッチなどがあり、痛みを我慢しながら行うのは炎症をより悪化させる恐れがありますので注意が必要です。(傷口を触るようなもので傷口がふさがりません)
五十肩は初期症状では肩こりと似ており、肩こりと勘違いしてマッサージを受けに行く方も見られます。
その場合、炎症が起きている傷口を触ってしまい炎症が悪化する場合があります。
痛みだけでなく、可動域制限が伴う場合は五十肩の可能性がありますので参考にしてみてください。
可動域の制限はありますが、日常生活にギリギリ支障をきたさないレベルのため、長期間放置される方もおられます。
痛みを感じない範囲で安静にしていると炎症は引きますので痛みが軽減し、治ったと勘違いされる方もおられます。
痛みはありませんが、腕を動かす範囲は狭くなっていますので、歩く時や物を動かす時など無意識で肩をかばってしまい腰痛や膝の痛みの原因になったりします。
当院ではあまりにも痛みが激しい時は医療機関に受診し、投薬などの治療を受けて安静にし、多少動かせるようになってからリハビリを始めるような措置を取っております。
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