こんにちは。
神戸駅前接骨院です。
本日は肩こりが起こる原因についてブログを書こうと思います。
肩こりが起こる原因は首から肩の筋肉の緊張が大きな要因の一つです。
一日の大半を木の上で過ごすサルには、肩こりはほとんどありません。
なぜヒトだけ、肩こりになってしまうのでしょうか。昔、人類の祖先の類人猿は4足歩行で日常を過ごしていましたが、進化の過程で2足歩行になり、4足歩行の時は、両腕を地面につけ動いていた為、肩甲骨を背中に乗せる様な形でした。しかし、進化の過程で二足歩行になり、両腕を肩からぶらさげるようなフォームとなった結果、肩甲骨を背中に背負う姿勢になりました。肩甲骨は、鎖骨や上腕骨などと関節でつながっていますが、肋骨の上に浮いているような構造になっているため、胴体とはしっかりつながっておりません。そのため、両腕と両肩甲骨という荷物の重みはほとんど肩の筋肉で担っており、私達は常に両肩に重いオモリを背負い続けている状態というわけです。
そして、二足歩行による進化過程で、空いた手で道具を作り、脳がどんどん大きくなっていき、大きく重たくなった頭を二足歩行で支えるのでバランスを崩しやすくなりました。そうする事で首・肩・背中の筋肉に大きな負担をかけるリスクが発生しました。文明という脳の巨大化から得られた便利さと引き換えに、首・肩こりというリスクも同時に背負うかたちになりました。本来、首(頸椎)は緩やかな前弯のカーブを描いており、現代の生活を送るうえでパソコン作業やスマートフォンの操作などで前傾姿勢をとることが多くなりました。この緩やかな前弯カーブがまっすぐになりやすくなり、そういう生活を送る中で、約5 kgある頭の重さを支えるために首の筋肉に大きな負担がかかります。また、首を30度前に傾けると、頭の重さの3倍以上の18 kg、60度傾けると27 kgもの負担が首の筋肉にかかります。進化の歴史でヒトは首・肩こりとは長年付き合っていかなくなりましたが、少しでも症状を軽減させる事が姿勢を改善する事で可能になります。例えば、椅子に深く腰掛け、座骨を座面に当てて背筋を伸ばすような姿勢するだけでも肩こりが軽減されたりします。このように何気ないことでも意識ひとつで変わったりするのです。もし、どこに行っても肩こりの不調が改善しない方は一度当院へお越しください。
当院では、肩こりが発生してしまう根本的な原因を見つけ出し、トレーニングや予防のための運動を指導させていただく事で、肩こりが再発しにくいお身体作りを同時に行って行きます。
このようにして当院では肩こりのお悩みを根本改善&再発予防していきます。
TEL078-361-9110 兵庫県神戸市中央区中町通4丁目2-23