今回は当院にご来院頂いている患者様の腱鞘炎の症例を一つご紹介致します。
61歳 女性 専業主婦の方です。初回来院はR6.6/4
ご来院動悸は、元々腰のヘルニアになり手術をしたが、痺れや力が入らない等、改善が見られず「何とかしてほしい」とご来院されました。
七月からお孫様(3歳)と同居する事となり、抱っこをする機会が増える。
7/19 ご来院時、腰部の痺れは力が入らない等の症状は改善の兆しは見えてきましたが、左拇指が痛いと相談を受けました。
拇指を外転、伸展(手のひらを開く)運動時に痛みがあり、手を床について立ち上がろうとすると強い痛みがあるとの事でした。
問診する中でやはり「抱っこ」という動作が原因の一つであると考え、回数を減らす事をお伝えしました。また、普段の何気ない姿勢にも気になる点があり、立ち方などもお伝え致しました。施術面では、背中の可動性が低下している事で、肩の可動性に影響を及ぼしていました。その為、背中の可動性の向上を目指し、背中から左肩の筋肉調整と骨格調整を行った結果、動作痛が少し改善されていました。
7/26 左拇指の動作痛が改善されて、手を着いて立ち上がりも痛みはあるが、痛くて立ち上がれない等はなかったとのこと。
8/9 ・お孫さん夏休みになり抱っこする機会が増えた為、手をついた時の痛みが再発。
・忙しくお伝えしているセルケアが出来ていない。
8/16 左拇指の動作痛はほとんどない。手を着いた時に軽度の痛みがある。
まだ、治療の途中ですがこの様な経過を辿っています。当院としては痛めている箇所も施術させて頂くのですが、何故痛みが出たのかという「原因」が重要だと考えております。
この患者様は背中の可動性の低下が一つのポイントと考え、背中の可動性の向上を目標に治療した事で、一月程度で日常生活での痛みはほぼ感じないという結果がでました。
もちろん治療のみではこのような結果は出せなかったと思います。当院では、+@の部分が重要だと考えており、今回は自宅でのセルフケアを提案させて頂きました。
この患者様の場合は、治療+セルフケアを真面目に取り組んで頂いた結果、このような経過を辿ったのではと考えております。
もし、腱鞘炎でお困りでしたら一度当院へご来院下さい。
TEL078-361-9110 兵庫県神戸市中央区中町通4丁目2-23
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